
mackoy氏によって製作された、フリーウェア(無料)の鉄道運転シミュレーター。
2000年にVer.1が公開され、現在最新版はVer5.6となる。
旧Verでは2と4が公開されており、それぞれに対応した路線データが多数公開されている。
公式サイト:http://bvets.net/
BVEの歴史
BVE1以前

1996年にN88-BASICで製作されたのが始まり。
1997年にQuickBASIC、1999年にはVisualBasicでWindowsに移植、当時は一般公開されていなかった。
BVE1(暴走ビューエクスプレス)

2000年公開。懐かしのrw構文やb3d構文。起動時にアレのメロディーが流れた。
〜1.22。Flange音や自動ブレーキに対応したのは最終版だった。ほぼ互換のBVE2に移行して公開終了。
BVE2
2001年公開。BVE1の発展型。構文がCSVになり若干変わる。
BVE2.5でストラクチャ上限が65536になる。BVE2.6でモーターのインデックスが8から16になる。
現在でもBVE2の新規データ公開は多く、後続版であるBVE5が正式公開された現在でも引き続き公開中。
ただし、DirectXの問題でVista以降のOSでは動かない。(推奨はされないが一応動作させる方法はあり)
BVE3
2003年β版公開。しかし、抵抗制御の再現に失敗したため、正式公開には至らずBVE4に開発移行。
(見た目はBVE2と同じ)
BVE4
2005年公開。運転画面全面をDirectX化して画質が向上。
新機能は保安装置のプラグイン化、Xファイルのサポート、セクション定義など。
しかし、BVE2同様DirectXの仕様でVista以降のOSに対応できず。BVE5の新規開発が始まる。
また、このころから暴走は良くないと使用を控えるようになり、正式名称が現在の「BVE」となっていく。
BVE5
2008年7月試験版(IM版)公開。2011年9月5日正式公開。正式名称「Bve trainsim」
全面リニューアルされたBVE。
機能比較
| BVE1 | BVE2.6 | BVE4.2 | BVE5.6 |
正式版公開年 | 2000年 | 2001年 | 2005年 | 2011年 |
試験モード | あり | なし | なし | なし |
対応路線ファイル | rw | csv・rw | csv | txt(map) |
最大解像度 | 640×480 | 640×480 | 1024×768 | モニタ解像度 |
最大表示距離 | 600m | 600m | 600m | 10000m |
他線の数 | 7 | 15 | 15 | 上限なし |
ストラクチャ数上限 | 256 | 65536 (2.5から) | 65536 | 上限なし |
Run/Flange数上限 | 8 (1.11から) | 8 | 8 | 上限なし |
分岐器通過音上限 | 1 | 1 | 1 | 上限なし |
モーター音数上限 | 8 (1.12から) | 16 (2.6から) | 16 | 上限なし |
モーター音和音数上限 | 2 (1.12から) | 2 | 2 | 上限なし |
標準対応保安機器 | ATS-Sn ATS-P ATC-6型 | ATS-Sn ATS-P ATC-6型 | ATS-Sn ATS-P(プラグイン) 1号型ATS(プラグイン) | ATS-Sn 1号型ATS(プラグイン) |
対応ストラクチャファイル | b3d | csv・b3d | csv・X・b3d | X(png対応) |